24.09.19 CREATURE CREATURE 【2nd Coming: Life is a Star】
- KoヽRo
- 2024年9月19日
- 読了時間: 4分
更新日:4月20日
@渋谷O-EAST
MORRIEのソロプロジェクトではあるものの、現サポートメンバーが人時・HIRO・shinobu・ササブチヒロシというヴィジュアル系ファンならさすが御大、よく集めましたね…と思う名の通りの怪物バンド。
休眠中の彼らの一夜限りの復活ライブを見ておかなければならない気がして、それまで試みては弾き出されてを繰り返していたこのバンドの音源を1か月すこし修行のように聴いた。この人、もはやリスナーの存在とか考えてないんじゃ…と幾度めげそうになったことでしょう。
特に『PHANTOMS』は最後の最後まで強敵でした。けど、そのしんどさすらMORRIE作品ではセオリー通りだと知っているので粘りに粘り、やっぱりちゃんと扉がひらけば、その先はただひたすらに沼。と準備万端でライブへ臨みました。
creatureは音源がめちゃくちゃ完成度高いし、多分すごく難しいと思う。序盤はいまいちハマりきってない感じがしていて、これはリアルタイムでバンドが動いてる時に聴きたかったやつかも…と思ったのだけど、後半、「楽園へ」以降バチっとハマり始め、そしたらめっちゃ良かった。
人時さんのゴリゴリベース・ササブチさんの安定感あるドラム、ガンガンに歪ませたギターのバッキングに流れるようなアルペジオ、ヘビーで美しくてもうほんと大好きな音だった。
初めて聴く人時さんの重たくてメロディアスなベースにも度肝を抜かれましたが、何よりもこれまでわたしにはそんなに響いていなかったMORRIEのギャオギャオしたシャウトがめちゃくちゃ、めちゃくちゃよくて!彼の普通に歌っている時やファルセット的な声のよさ、癒される感覚は重々わかっているつもりだったけど、楽器隊の重さとメロディの流麗さと全てがとても気持ちの良いバランスで調和していて、このバンドの物語的というか情景の浮かぶ曲展開(詩というよりメロディ、曲展開が物語的なのだ)光と闇、それも俗から離れた高いところと低いところを行き来するような…とあいあまって脳が痺れる魔法の薬を浴びてるみたいだった。異世界に身を浸し恍惚となれる音の嵐にすっかり参ってしまった。
そしてアンコール「COSMOS BLACKNESS」リフからリズムからわたしの好きを詰め込んだみたいな大好きな曲で、でも他の曲強すぎるからまさか聴けると思ってなくて、あの瞬間会場でいちばんブチ上がったのわたしだった自信があるよ...嬉しかったぁぁ。
ご飯を食べて宿に戻ってもまだ興奮が冷めなくて、眠たいのに寝たくない〜!!!この夜終わらせたくない〜!!とベッドの上で1人駄々をこねました。
それにしても全たぶん27曲、ほとんと喋らずにアンコールもそんなに待たずに3時間ぶっ通し。MORRIEも「流石にツライ」と零していたけど、終わりに向かうにつれ、歌も音も力強くなっていったし、決して短いと言い難いcreatureを27曲の時点でぶっ飛んでるのよ。
あと照明もでてくるときからめちゃくちゃかっこよくて最高だったし、ギター2人に向かい風が吹いてた演出もかっこよかった!!
この他で得られない快を知ってしまって休眠していることが心底悔しい今となっては、MORRIEは超真剣に聴かれることを考え、ブッ刺さる音楽を探求してると思う。とても、とても、もっときかれてほしいと切実に思います。本気で挑まないと開かぬ扉ゆえ、気持ちいいとこまで辿り着くまではある程度かかる(最初からめっちゃイイ!と思ってきける人は変態だと思う)けど、でも、でも、creatureはいいぞ!
おまけ
過去Tシャツ1000円大放出はともかくの、バンドメンバー全員のサイン入れて『PHANTOMS』初回限定版を定価の半値を割った値段で売っちゃうんだから御大...。ありがたく手に入れさせていただきましたが、どんだけ処分したい気持ち強かったんだ...笑 家宝にいたします!!!
SET LIST
MABOROSHI
Cluster
Dream Caller
Amor Fati
虚空にハイウェイ
Mirros
星憑き
Gone By Rain
Black Hole
パラダイス
Ataraxia
Andromeda
秘苑
Red
天醜爛漫
楽園へ
Golden Game
Sexus
Dead Rider
Swan
Aurora
春の機械
En.
Death Is A Flower
エデンまで
Vanising
COSMOS BLACKNESS
千の闇夜に
あの日、もうcreatureはないかもしれないと話していたけれど2度あることは3度あるといいますからね...しのぶさんに期待しています。もし3rd commingがあるなら絶対に行くし、その時は友人を連れて行きたい。今回でcreatureをこよなく愛する人たちの気持ちめっちゃわかっちゃった。代替が効かないよ~音源じゃ足りなくなっちゃったよ~あの音また聞きたいよ~、
Comments