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13th ALBUM 『Mona Lisa OVERDRIVE』

2003.02.13

01. ナカユビ [今井寿 / 今井寿]

02. BUSTER [今井寿 / 今井寿]

03. 残骸 -Shape2- [櫻井敦司 / 今井寿]

04. LIMBO [櫻井敦司 / 今井寿]

05. Mona Lisa [今井寿 / 今井寿]

06. GIRL -Shape2- [今井寿 / 今井寿]

07. Sid Vicious ON THE BEACH [今井寿 / 今井寿]

08. BLACK CHERRY [櫻井敦司・星野英彦 / 星野英彦]

09. 原罪 [櫻井敦司 / 今井寿]

10. MONSTER [櫻井敦司 / 星野英彦]

11. 愛ノ歌 [櫻井敦司 / 今井寿]

12. Continuous [作曲:今井寿]



 元は前作と2枚組で出されるはずだったらしいこのアルバム。湿った柔らかな部分はほぼ全て『極東I LOVE YOU』が担っていて、おそらく詩もサウンドもBUCK-TICKのなかで最も攻撃力が高い。


 実はなんか聴けなくて、何回か挑戦してみたものの、最後までしぶとく扉が開かれなかったアルバムです。BUCK-TICKにハマって1年後にようやくずっぷりいきました。


 そう、これを好きになるために必要だったのは荒んだ心!!そういう時にはとても良いです。


 なんせ、1曲目は「ナカユビ」のタイトル通り"I HATE YOU SO FUCK IT"の連打に「LIMBO」でも"狂っちまえばいいのさー!"である。"頭の化け物が俺の中でブッ壊れてる"「MONSTAR」もそう、とても自暴自棄で攻撃的な言葉が並ぶ。かつ一貫したこのバキバキざらついた鋭利で重いサウンド。


 今欲しいのは優しさとか包容じゃない、一緒に暴れてくれよ!!というあなたには迷わずこのアルバムを差し出します。


 けども、開けてしまえば意外にキャッチーで懐こい部分もあるのだ。「LIMBO」の歌詞の遊び心もかわいいし。「Sid Vicious ON THE BEACH」のfuck'n class hero on the beachにもちょっとクスッとしてしまう。


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