VAMPS
実はラルクよりもソロよりも、わたしが一番最初にすきになったHYDEはK.A.Z(Oblivion Dust)と結成したVAMPS。きっかけはハロウィンにVAMPSが中心になってやっていたHALLOWEEN JANKY ORCHESTRAだったと思う。朝のニュース番組で見た大人が本気でやってるハロウィンの図に、なんだろうこれって思って調べてVAMPSに出会った、はず、確か…ってことは2013年の秋…8年前!?ハードロックやパンクばかり聴いていた中高生の当時(めっちゃ隠キャだったけど、そういう音楽聴いてると強くなったような気持ちになれて…笑 それに心のうちのモヤモヤをすっ飛ばしてくれる)、前者2つより圧倒的にロックなサウンドだったVAMPSから入ったのは今から思えば我ながら納得。ごくわずかのジャンルの音楽だけをかっこいいと思って、他を拒絶していたあの頃のわたしはあまりにも子供で、ラルクやソロ名義の楽曲のポップさや妖艶さ、多様さはまだ受け入れられなかったのです。
VAMPSもHYDEソロと同じくラウドなロックに突き進んでいき、それと逆行するようにわたしの好みはだんだんハードな音から離れていったので、途中からはあんまり触れてないけれど、出会った時点で世に出ていた初期のアルバムは擦り切れるほど聴いていてもはや体に溶け込んでいる。
2017年”オーバーヒートのため”活動休止。海外ツアーの日程改めて見てみるとかなり攻めてたし、同じハコで多い時は10公演するというスタイルもなかなか。「CDはライブへの招待状」と語るくらいライブに力を入れていたバンドでした。行きたかった…。
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『VAMPS』2009 /『BEAST』2010
この2枚を再生すると憂鬱な朝、暇な放課後…高校時代のひとりで過ごしていた時間を思い出す。友達と過ごす楽しくて騒がしい時間の一方で、ちょっとやさぐれた気持ちでいる時間、よく聴いていました。
ラウドラウド!!ってなる前のVAMPSの初期の曲ってK.A.ZやOblivion Dustの持つ軽やかなロックサウンドとHYDEの色っぽい妖しさがなんとも良いバランスで融合していて、ダークなのにどこか爽やかで風通しがいい感じがする曲が何曲も生まれてる。「THE PAST」とかを聞いてもらえたら、このバンドの独特の雰囲気が伝わるのではないかしら。中でも一番好きなのは「EVANESCENT」。季節の変わり目とか急に聞きたくなる。このさらりとした感傷の心地よさよ。
それから「SAMSARA」「MY FIRST LAST」などなど、所々エスニックな雰囲気が漂うところも好き。GACKTは恥ずかしい気持ちでいたのに、なぜかVAMPSは父の車でもガンガンかけてたっけな〜